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2000年6月15日

4時起きだ。ぼんやりと朝食をとり、荷物の整理をする。朝も早いうちからミャンマー人は動いている。涼しいうちに働いておこう、と言う事なのかもしれないが。

空港に着いても搭乗手続きをスタッフさんが先にしてくれるため、隊員はバスの中で待つ事に。やはり皆さんお疲れで寝ている方も結構います。
私はというと、道の向こうにいる男の人に見とれていた。
早業なのだ。
こちらの方々が着ているロンジー(筒状腰巻き)をバサバサと何度も巻き直ししているのだ。なかなか思うように巻けないのか、何度も何度も。でも、何度も何度もその巻巻き工程を見ているにも関わらず、巻方が早すぎて分からなかった。

今日は待望(?)プロペラ機に乗るのだ。乗った事がないので、どれぐらい揺れるのか少し期待してしまう。渡された搭乗券は、雨に濡れたらほとびてしましそうな代物。質感が分厚いトイレットペーパーみたいです。プロペラ機が2機、印刷されています。プロペラ機は点検隊で貸しきりであった。


チケット

離陸した機は、順調に高度を上げたので、機内食タイムに。なぜかスチュワーデスさんは妙に背が高い。身長審査があるのか?
頼んだオレンジジュースは地獄のように甘かった。。。

朝が早いため寝てしまった。目を醒ますと河が見える。高度も下がっているし、これがバガンのエーヤワディー河のようだ。何もないだだっ広い荒野のようだが、霞みの向こうに、パゴダらしきものが沢山見える。
異国へ来た感じひしひし。


空港でしばし休憩も兼ねて時間を潰し、バスに乗り込み出発。

バガンは大層人工密度が低そうだ。時折、人が乗ったトラックとすれ違ったりするくらいです。でもよく見ると、道の脇はすぐ畑である。さりげなく畑がありました。
しかしこの道。4メートル幅ほどアスファルトが敷いてあって、路肩は砂地っぽいです。対向車が来る度に減速する羽目になる。時々いる牛車にはクラクション攻撃で追い抜くのだ。そしてよく揺れる。

しばらく走ると、ガイドのピュ−さんが、
「これから皆さんをシュロ砂糖の精製所へ御案内してあげます」
といわれ、バスは停まった。
数字を探して、CDを効かねばならないので、ここになにかあるのか?と見回すが、全く数字の気配無し。砂糖作りは大変シンプルであった。

 1.人間がお猿のようにさとうヤシに登り、実を取る。
 2.実の中身を臼に入れ、牛に引いて回させる。
 3.ひたすら牛は回るとやし汁がとれる。その汁を煮詰める。
 4.煮詰めたやし汁をテキトーなサイズで乾燥させる。
 5.食す。

この国の人はよくこれを食べるそうな。毎日食べると体の働きにもいいらしいです。しかしこの光景は依然、史学の時間に見た砂糖精製の図のコピーのままである。廃棄物が少なくて大変よろしい。

再びバスに乗り込み出発。折角、異国にやって来たんだから全部目にしておかねば勿体無い。今年は雨がまだ少ないらしく、砂地の川底を横断するのも、問題なくバスは通れた。雨が降ればもちろん川となり、通行に支障をきたすであろう。
しかし、眠い。車内は静かである。そして終に寝てしまった。

気が付くと、バスがもうすぐ停まって、隊員は降りるらしい。
道の脇には薮があるだけ。遠くに山が見えるのが今までと違う光景。結構、バスは走ったのだ。バスを降りると先の方に、怪しいワゴン車が停まっている。
もしや、「何か」があるらしい。
ここでまた、「CDは聴きましたか?」とペナルティタイム。
私達の班は誰も数字に気が付かなかったので、もちろんペナルティカードをまたまた貰ってしまった。しかし今回はほとんどの方が数字に気が付かず、ひと班くらいしか数字に気が付かなかったようだ。
道中、「18」と書かれた札が立っていたらしい。
皆疲れて寝ていたから。。。。気が付かなかったのだった。

道の脇に貼り付けた「∞」マークがあった。

   

そしてSATO-KENさんが御登場。今日はロンジースタイル。なんて違和感がないんだ!大きな声でSATO-KENさんは隊員に道脇の柵を越えて、入って来るように指示する。柵を越えたら砂っぼいとこに草が生えており、その先は下って登って薮である。その時SATO-KENさんが薮に向かって

「ししょ---------------っ!」

とでかい声で叫ぶと、

「お------------------っい!」

と聞き覚えのある声が返って来た。
隊員は一斉に薮の方を凝視する!すると薮の向こうから、白い物体を抱えたKINGが現れた。珍しく帽子姿だ。白い物体はプロペラ状の板で、KINGはそれをくるくる回して見せながら、薮の中を歩行中。


薮からKING

「ししょー!!回転数が落ちています!」

と叫ぶSATO-KENさんに応えようとしたKING、どうやら足場が悪かったらしく、一瞬姿が薮に隠れてしまう。
心配の声と笑いが入り乱れる隊員達。

なんとかかんとか、下りたり上がったりで、KINGが近くまでやって来た。
KINGは、ずいぶんと日焼けしている。。。
KINGは皆にCDは数字は発見したか?CDは聴いたか?問う。不肖の隊員達は多くが数字を「発見できなかった」が、「もう聴きました」と答える。
「よろしい」
とKINGのお言葉。



「これから。。。」

KING 「これから何をするかわかりますか」
隊員  「プロペラを黒くする〜」
KING 「どうやって黒くするのですか」
何人かが答えるがはずれ解答。そのうち、一人の隊員が
「マッチで火を着けます。8トラックにマッチを擦る音がはいっていました」
と答えると
「あなたはえらい!」
とKINGが力を込めて言った。

そうして、火を着けてプロペラを黒くする儀式「ニグレド」を行う事に。火付け人の隊員が選ばれ、火吹きショーが開催されると思いきや、やはり地道に(?」に着火する事になった。枯れ草を盛ったとこにプロペラを立てて、結局、Mr.Waiが火を着ける。勢いよく炎が上がる。

ちゃっちゃと消火されたが、「ニグレド」は成功した。ニグレド済みのプロペラはさっさとスタッフさんに持ち去られた。

バスに乗り込み、今度はバガンを360度見渡せる聖地、ポッパ山に登るのだ。バスを降りてから、37精霊の像を見せてもらう。真ん中の像の両脇にかの兄弟はいた。兄弟を育てた錬金術師であるところの鍛冶屋は黄金の右手であった。いずこでも考える事は結構同じらしい。


中央の美●明宏さん似の両脇
ピンクのターバンが噂の兄弟


ここで、休みたい人はバスに残り、余力のある人は階段700段余りを登り頂上を目指す。聖地なのでもちろん、裸足でである。
階段の屋根はトタンだが、その上を猿ががたんがったん音をたてながら駆けっている。息を切らし切らしやっと登った頂きから見下ろす景色は、大変気持ちがよかった。しかし、平たい大地である。

ポッパ山から眺めた風景

山を下りてやっと昼食である。
これがどうも中華のミャンマー版らしい食事なのだが、このスープの出汁の無さは如何なものか?!しかし、この素味スープにテーブルにある、ショッツルもしくはナンプラー液に小青とうがらしスライスが入った液体を入れると別物のように味が良くなった。しかし、うっかりとうがらしを大量に入れて食べると悶絶するぞ。
正に世界最強の辛さだ。プリックキーヌー。(これはタイ語)


い〜っぱいパゴダがある

1時間半ほどバス走っていると、怪しげな走行状態になってきた。
やっぱりバスは止まってしまった。にわか修理を施し、再び出発した後、ホテルに到着。ホテルはコテージタイプだ。けっこう部屋は広くてよろしいが、部屋に行き着くまでが遠いのと、バスタブが無いのがちと難点。

部屋をやはり物色。怪しいものは、乾電池を懐中電灯しか無さそうだ。

今日も暑く、汗で気持ち悪いので晩御飯までにお風呂(シャワー)へ入る。
晩7時からテラスで晩御飯だ。テラスではテーブルが並べられ、上座(?)の近くには「7」状に並べられた蝋燭が刺さったボードがあった。
このボードの蝋燭に火が着けられ、夕餉が始まる。初々しいミャンマーの踊り子さん達のダンスと民俗音楽を見聞きしながら御飯を戴く。
しかし、なぜ踊り子さんは皆靴下を履いているのか?しかも穴あきあり。
民俗衣装に靴下はそぐわない気がするのですが。。。

恒例の点検隊員の自己紹介あり、また、団長の昔の音源公開があったりする中、一旦消されていた蝋燭に再び火がともされた。だが、風があり、短くなった蝋燭にはなかなか火が着かない。スタッフさんが風よけを持ち、ホテルの人たちがようやっと火を着けるが。。。。ほとんどが消えたりする蝋燭の一本が、芯に火が着いたまま木の床に「ぽとっ」と落ちた。
そのうち消えるかと思ったがなかなか消えない。やっとホテルの人たちが気が付き、足で踏んで鎮火。

明日の出発時間が今朝ほど早くないため、今晩はゆっくりできそう。
結局部屋に班員で集まって飲んだり食べたり、いろいろ話し込んでいたら、午前2時前になってしまった。

  6月14日 6月16日 日記ヴァージョン

 

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